バカラ

罫線とは、バカラでバンカーが勝つのか、プレイヤーが勝つのかを予測する判断材料となる、これまでの対戦成績表のことです。
勝負の流れをこの罫線を見ることで読み解くことができます。

ただ、1部の人は「罫線を見て勝負を予測するというのは意味がない」「一回一回が0からの勝負で、これまでの勝負は関係ない」と考えているようです。
実際のところ、過去の対戦成績表はこの後のゲームの流れを予測する判断材料になり得るのでしょうか。

罫線とは

罫線

罫線の読み方が分かると、バカラは一層楽しくなります。
簡単に言えば、罫線とはプレイヤーとバンカーのこれまでの対戦成績を一覧にした表のことです。
いくつかの種類がありますが、今回は最も基本的な罫線である大路(ダイロ)を紹介します。

将棋盤のような四角いマス目がたくさんある表を思い描いてください。
罫線は左上から書き始めます。
勝負が終わった段階で、バンカーが勝利すれば赤い丸を、プレイヤーが勝利すれば青い丸をつけていきます。
連勝すれば下に書いていき、勝利した側が移れば右の行に改行されていきます。

つまり、バンカーが5連勝すれば、赤い丸が縦に5つ並ぶことになり、バンカーとプレイヤーが交互に勝てば、赤い丸と青い丸が交互に一番上の列に横一直線に並ぶことになります。
引き分けの場合は斜めの線が引かれ、連勝した際と同じように下のマスに書かれます。
この罫線を見て分かるのは、プレイヤーとバンカーのどちらの勝ちが多いのかという「勝率」だけではなく、ギャンブルにおいて非常に重要な「波」です。

例えば、バンカーが2連勝した後にプレイヤーが2連勝し、そのあとにバンカーが再び2連勝している場合、流れを考えるとその次もプレイヤーが2連勝するという予測が立ちます。
その他にも、「ニコイチ」と呼ばれる、プレイヤーが2連勝した後でバンカーが1勝、その後またプレイヤーが2連勝し、バンカーが1勝という2勝、1勝、2勝、1勝、の繰り返しというパターンの場合は、次もプレイヤーが2連勝するという予測が立ちます。

罫線は正しい予測を立てられるのか?

バカラ

罫線を読み取ることによって、バカラは、よりエキサイティングなゲームになりますが、罫線で読み取った予測の通りにゲームが進むかといえば、そうではありません。

単純にこのゲームを確立のゲームだと考えれば、そこに規則性が生まれるはずはなく、どの段階でゲームを始めたとしても、バンカーが勝つかプレイヤーが勝つかは5分5分です。
そのため、罫線を見ても意味がないと考えているプレイヤーも多いようです。

まとめ

数学的に考えるのであれば、罫線に意味はありません。
しかし、ギャンブルには確率の計算だけでは求められない波のようなものがあります。
ギャンブルをしたことがある人であれば、誰しもがこの不思議な波を感じたことはあるでしょう。

それに、判断材料が全くない中で5分5分の条件でどちらかに賭けをするよりも、信憑性はないかもしれませんが、何らかの判断材料があったほうが賭ける側は楽しめます。
バカラをより楽しくするための1つの要素だと考えて、罫線を見てみるのが良いのではないでしょうか。